そうですか…そうすると、債務の整理に関するご相談ですね。
そういったご事情ですと、ご相談も早い方がよろしいですよね
そうしてもらえると助かります
それですと、本日の午後でご都合の良い時間はありますでしょうか?
今日だと、午後3時以降なら大丈夫です
でしたら、午後3時からですと弁護士の予定も空いていますので
3時にこちらの事務所にお越しください
はい、わかりました。
場所は、ホームページのとおりでいいですね
はい、お願いいたします。
ご相談の際ですが、借入先の名前、住所、金額をメモ書きでも構いませんので、一覧表にまとめてお持ちいただけますか。
クレジットカードやローンカードがあればそれもお持ちください
わかりました
そのほかに、認め印で結構ですので、印鑑をお持ちください
わかりました。あの、相談料はかかるんでしょうか
債務整理のご相談ではいただいておりませんので
相談料は不要です
そうですか。
それでは、午後3時にお伺いしますので、よろしくお願いします
はい、それではお待ちしております
失礼します。午後3時から予約していました○○といいます
お待ちしておりました。こちらへお越しください
はじめまして。弁護士の赤渕といいます。
よろしくお願いします
○○です。よろしくお願いします
債務整理のご相談ということですが
どういったご事情か、お聞かせください
はい、実は・・・・
そうすると、信販会社など5社から
合計250万円の負債があるわけですね。
ただ、毎月3万円程度しか返済できる余裕がないというわけですか
そうなんです。どうしたらいいのでしょうか…
そうですね、このような場合、解決の方法は大きく2つあります。
1つはいわゆる自己破産です。
もう1つは、民事再生、個人再生という方法です。
そのほかに任意整理という方法もありますが
今回の場合にはこれは難しいでしょう
自己破産と個人再生ですか
はい。どういう制度かというと、・・・・
よくわかりました。私の場合、どちらの制度がいいのでしょうか。
できれば破産は避けたいのですが…
そうですね、○○さんの場合
まず自己破産の手続きをとることは十分可能です。
この制度だと、・・・というメリットはありますが
逆に、・・・という問題点もあります。
ただ、そこはクリアできると思います。
反対に、個人再生の手続きも可能だとは思いますが
毎月の返済可能額を考えると、少しぎりぎりになるかもしれません。
もう少し余裕があれば問題ないとは思いますが
そうですか…実は今月から妻がパートに出ていて
それで少しは収入も増えると思うんですが、それでも厳しいですか?
そういう事情があれば、今後はもう少し
返済可能額が増えることになりますね。
それでしたら個人再生の条件もクリアできる可能性が高いですね。
個人再生の準備には数か月はかかりますので
個人再生を当面の方針として、今後の家計の状況を見ながら
最終方針を決定することにしましょうか
そういうこともできるんですか。それでお願いします。
ただ、債権者からすぐに連絡をするよう言われているんですが…
それは心配いりませんよ。
弁護士が依頼を受けたことを債権者に連絡すれば、債権者は基本的に請求を止めることになっています。弁護士あてに問い合わせはきますが、○○さんに直接連絡が来ることはもうありませんよ
そうなんですか。それは助かります。
でしたら、個人再生で何とかお願いします
わかりました。あとは弁護士費用ですが
ホームページでご覧いただいたかもしれませんが
今回の場合だと個人再生であれば31万5000円
破産の場合だと26万2500円でお願いしています。
そのほか、裁判所に収める手数料が1万円ほどかかります。
弁護士費用は一括が難しければ、分割払いでも大丈夫ですよ
両親から20万円は援助してもらえることになっているので
残りを分割でもよろしいでしょうか
もちろんです。でしたら、個人再生を前提にして
最初に20万円をいただき
残りは毎月3万円の分割でどうでしょう。
最終的に破産へ変更した場合には、もちろん差額をお返しします
わかりました。それでお願いします
では、いまの内容で委任契約書を作成しますね。
事件の内容は、債権者5社に対する個人再生または破産。
弁護士費用は、個人再生の場合、着手金31万5000円
破産は26万2500円。成功報酬はなし。
実費として、裁判所への手数料が1万円ちょっとですね。
これも破産と再生で多少違います。
支払い方法は、初回は、今月末に20万円。
来月末から毎月3万円ずつ3回
4回目は2万5000円で合計31万5000円ですね。
裁判所への手数料は、弁護士費用をいただいた後
裁判所に申し立てする際にお願いします。
それから、破産へ方針変更の場合には、差額を返還します。
いまの内容を記載しましたので、ご確認ください。
はい、大丈夫です
では、こちらに日付と住所・氏名をお書きください。
後ろに押印もお願いします
できました
ありがとうございます。でしたら、さっそく債権者には
依頼を受けたという連絡をしておきます。
準備と、○○さんの今後の家計の状況を検討するために数か月様子を見て、ちょうど弁護士費用の分割が終わったころに方針を最終決定して、裁判所に申し立てをすることにしましょう。
後日、必要書類などについてまたご連絡します
わかりました。それでは、どうかよろしくお願いします
何かわからないところなどありましたら、すぐにご連絡ください
はい。それでは失礼します